COLOR-AP CHARACTER INTRDUCTION |
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COLOR-AP 登場キャラクター紹介 |
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COLOR-APの六つのシリーズに登場したキャラクターの紹介です。このシリーズではいわゆる種族は“天使”、“エルフ”、“人間”、精霊”の四つのカテゴリーに分けられます。その中でさらに細分されている場合もありますが、まずはここが基本です。このページでは登場キャラクターを種族ごとに分類して、それぞれのページで紹介します。ちなみに、名前の横にある英字は登場するシリーズの略称となり、以下の通りです。 TBE = The Bell of Eternity ―永遠を告げる鐘― |
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種族・天使 天使と言っても実はその中に九つの階級があります。キリスト教や神学者たちによって古代から中世にかけてランク付けされたものです。実際には様々な説があるらしいですが……。COLOR-APではカトリックで最も信用を得ている(らしい)偽ディオニュシオスによる天使の九階級を元にしています。ちなみに下級は下の表の通り。今のところ、階級ではジングリッド(パワーズ)久須那、玲於那(エンジェルズ)と言うことになってます。「TTC」での災厄を呼ぶ天使・マリスは、デュレやセレス(その仲間)にとって強大な敵、でなくてはならないので、ジングリッドと同じ階級ということはあり得ず、最終的にはドミニオンズとして落ち着いています。
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(1) 久須那<エンジェルズ> TMS TTC SAT 「12の精霊核」で“絵の中の少女”と“シルエットスキル”で登場してて実体は甚だ不明確です。が、「TMS」ではリテール協会により異端とされたイクシオン(サム)を追撃する天使として初登場してます。役柄としては「悩み多き苦悩の天使」冷酷である半面、情にもろいとか、恋をするとか人間みたいな一面も見せます。一応、天使兵団とと呼ばれる軍隊の十二天使の一角、天使長・ジングリッドの右腕的存在でした。まぁ、弱いわけではないのですけど、サムの姑息な手段に引っかかるような感じで負けてしまいます。作中では天使は協会の召喚師により召喚され、協会に絶対服従を余儀なくされています。負けて“天使の輪”を奪われるとその束縛から解放されるんですけどね(^^) そんな感じで、久須那はその後、「協会に対する疑念」を何とか出来ないかとサムと行動をともにするようになるんですね。結局、協会はジングリッドの配下にあったと気づかされ、かつての上司と対峙することになります(汗)正直言うと、ちょっと可哀相です。 |
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(2) ジングリッド<パワーズ> TMS 作中では協会十二天使の長、天使兵団総帥として描かれています。天使階級でパワーズ。パワーズの天使は最も過酷で危険な任務を負う天使として作られたとされてます。だからこそ、堕天使になったのも多かったとか……。ジングリッドは詰まるところ、堕天使みたいなものですし「TMS」の悪役ですね。と言っても勧善懲悪の悪役ではないので、少しは同情できる点を作ったつもりでした(^^;)異界から召喚された天使たちに帰る術は用意されていない! これが不幸の始まり……かな? ジングリッドは元いた異界に帰りたくて協会を利用し暴挙に出ます。光の精霊“ウィル・オ・ザ・ウィスプ”と十二個の精霊核を集め、精霊核を破壊し、光の精霊で方向を定めてやることで異界への扉を開こうとします。彼は現世に召喚された全ての天使の思いを代弁したんだともいえるわけです。けど、それから100年以内に逆召喚が完成、天使たちは帰っちゃったんですよね。一体何をしたんだか、と言う状態になってしまったジングリッドもかなり不憫ですが。待てなかったんでしょうねぇ。で、このジングリッドですが、テレネンセス教会シェイラル司祭と天使・玲於那の娘、レルシアにより召喚されました。 ※ジングリッドは「ジン」と「グリッド」の二つから構成されてます。ジンは神です(笑)グリッドはグリッドラインとかのグリッドなので格子という意味。「神の格子」という意味だったりします。そのわけ、「TMS」を読んでいただけたら判るのでは? |
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(3) 玲於那<エンジェルズ> TMS TTC 協会の司祭さまと恋仲になり、二人そろって追放処分になったという華々しい経歴を持った方です(笑)ちょっと恥ずかしがり屋で大人しい久須那とは正反対の性格でしょうか。その相手の司祭さまは「TMS」「12の精霊核」で鍵を握る存在のテレネンセス教会、シェイラル司祭。玲於那は久須那の一コ上のお姉さんです。得物は久須那と同じく炎(イグニスの弓)久須那よりも大きな物を使っていて、腕も上だったようです。協会の不正を正すを目標に活動し、作中では触れていませんがある程度の成果を上げています。「鏡面十字架」を作ったのもこの人。実際、レルシア派の母体を作り上げたのは玲於那ですしね。かなりのアグレッシブガールだったようで。結局、色々と嗅ぎ回ってるうちにジングリッドに追い詰められてしまい、そして、また間の悪いことに養子にしたイクシオン(サム)が協会の異端・邪教徒狩りのターゲットになってしまいました。テレネンセス教会でサムをかくまって(?)対峙した時に、ジングリッドに消されてしまいました、跡形もなく。儚い最期です。ちなみにシェイラル司祭との間に子供がいて、その意思は娘のレルシアが受け継ぎました。天使と人間の間に子供が出来るか? などと聞かないように(笑) ※久須那の名前と韻を踏んで、玲於那にしました。「〜な」となる名前でしっくり来る名前が玲於那しか見つからなかったので、彼女は玲於那です(汗)ちなみに発想の元は記憶の片隅にあった江崎玲於奈から。 |
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(4) マリス<ドミニオンズ> TTC 黒い翼の天使です。フツウの天使たちとは逆ですね(^^;) 神学などでは天使の翼は“実体”をもっていずに飛翔するための“エネルギー”や“魔力”のようなものとかかれることが多いようです。実際、翼で空と飛ぶためには天使は十何メートルにも及ぶ翼が必要ですしね。COLOR-APでは特に言及していませんけど(爆)それが黒ですから。かなり危険です? ですが、邪悪の象徴で黒にしたわけではないですので。天使に遺伝などがあるとしたらこれは突然変異的に色が変わったのではと思います(__;)さて、このマリスですが「12の精霊核」では協会が召喚した最後の天使になってます。「TMS」でジングリッドを倒した一年後くらいですね。作中には書いてませんけど「TMS」から「12の精霊核」に至るまでに久須那やシェイラル、レルシアなどを巻き込んだ壮絶な戦いがありました。リボンちゃんもいましたし、確か彼はどこかで「一回見たら忘れられない」と言ってるはずです。これが次につながるわけですから、マリスは敗退、もしくは協会側と引き分けてることになります。その辺はわたしも知りません(汗)そして、マリスの目的は“帰る”ことと言うよりはリテールを恒常的に支配することになるようです。ついでに、異界への扉も開きたいらしいですけど。アグレッシブでラディカル、思慮深いですが、非常に危険な存在なのは間違いないでしょう。 ※元々はマリン(海)からです。敵役ですけど、心は海みたいに広いんだぞと言うことをアピールするため。けど、マリンだと可愛すぎたので、ちょっとひねた感じにマリスにしました。 |
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黒い翼の天使その二。レイヴンです。「12の精霊核」は第17回から登場しています。が、実は第15回の冒頭のもちょろっと姿を現しています。これはネタバレなのでこれ以上は触れませんけど、この冒頭部分がレイヴンの目的の全てを語っているのではと作ってる方は思ってます(^^;)実際のところ、このレイヴン、作中ではまだ謎が多い人物です。アルタと行動を共にしているのはとりあえずアルタと彼自身の目的(の途中?)まで重なっているからです。「12の精霊核」スタートアップの時には欠けらも存在していなかったキャラで、「時計塔の追憶編」が差し迫るに連れて生まれたキャラクターです。それはアルタが台頭してきたことにも関係があります。アルタ一人では全ての計画を実行出来ない。そのサポート役がレイヴンだったわけです。ちなみに、彼も封じられた天使の召喚術に召喚された天使と言うことになります。性格はクール。妥協することはあまり好きではないようです。得物は黒い炎をまとった剣で、マリスも似たようなものを使います。レイヴンやマリスと言った黒い翼の天使も基本的には光と炎の属性をもっていて、そのうちの炎が一般的な「橙」ではなく「黒」と言うこと意外は普通の白い翼の天使たちと一緒です。さて、レイヴンの最終目的ですが……それは明かせるはずがありません。(笑) ※レイヴンはキャラクターデザインの晴嵐改さんに名付けて頂きました。渡りガラス。漆黒の。と言う意味があるそうです。 |
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(6) 迷夢<ヴァーチュズ> TTC SAT JET HA 三人目の黒い翼の天使・迷夢です。迷走を続ける「12の精霊核」を象徴するキャラクターとも言えます。初出は「12の精霊核」第22回。残り半分の伝説編のキーキャラクターです。とかく掴み所がなくてふわふわしてる。何か変。ぽわ〜っとしてるようで思慮深く、考えが全くと言っていいほど読めない。言動が謎めいている。そう言ったイメージで迷夢のキャラを作ってみました。二つ名は策士、迷夢。その捕らえ所のない性格を活かし様々なことをやってのけます。「12の精霊核」における、迷夢の目的は「異界」と「ここ」の接する境界面を補修すること。度重なる天使召喚術の使用により、空間に歪みがおき……云々のSF的な理由により境界面が壊れそうになってる。壊れちゃうと「異界」が「ここ」に雪崩れ込んできてとんでも無いことになってしまうんです。迷夢はそれを阻止したいわけですが、異界への扉を恒常的に開きたいマリスと衝突することになります。迷夢も大変だ(汗)かくいう迷夢も登場時はマリスの仲間と言うはずだったのですけど、いつの間にか敵、ないしそれに準ずるものになってしまいました。まぁ、デュレやセレスの味方に近い方に寄ってます。しかし、彼女は策略家ですから用心に越したことはありませんけどね。ただ、少なくとも迷夢にとって裏切りは御法度のようで、その規範のためにマリスたちとのことで相当悩むことがあるらしいです。結局、あっち行ったり、こっち行ったりの迷走キャラ、それが我らが三人目の黒き翼の迷夢ちゃんです。 ※迷夢はその名の通りに、迷う夢。つまりは収まりどころが見えない「12の精霊核」をイメージして名付けました。 |
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(7) アリクシア<ハーフエンジェル、ハーフエルフ> JET このアリクシアはどこに分類しようかと、さんざん思い悩んだのですが、まぁ、取りあえず天使と言うことにしておきます。(汗)レルシアはヒトの項目にあるのにねぇと突っ込まないように。さて、このアリクシアなんですが、彼女はTTCで名前だけがよく語られる「トリリアン」の初代総長です。そうなると、そもそも、このトリリアンが何なのかという話になってしまうと思うんですけど――(汗)トリリアンと言うのはリテール協会アリクシア派が協会から分離してできた宗教的な組織だと思っておいてください。詳細は「黒き翼のジェット」にて語られていくはずなので割愛します。さて、アリクシア。彼女は十一世紀末までに協会の支配的なポジションを確立していたレルシア派のあり方に疑問を抱き、様々に改革をしようとした方です。美人で、思慮深く、優しく、謙虚で……というようなまさに非の打ち所のない才色兼備なお方です。ですが、協会の改革と言う点についてはとても苦労したようです。実際には、協会を破門される形でのちのトリリアンを形成することになります。ヒト、エルフ、精霊が共に協力し合い、仲良く歩める世界に。アリクシアの崇高な理念は実現する時が来るのでしょうか? と言うことで、つづく。 ※アリクシアはStar Trek -Voyager-のタラクシア人、ニーリックスの妹の名前、アリクシアから。元々は花の名前です。 |
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(8) ジェット<ヴァーチュズ> JET 黒き翼のジェットさんです。“ジェット”と言う言葉には“漆黒”と言う意味があるそうです。さて、このジェットさんですが、一言で不運な方です。リテールに召喚された最後の天使であり、大勢召喚された天使のうちでもっとも幼少の時に連れて来られた天使でもあります。リテール協会とその分派にあたるトリリアンとの抗争に巻き込まれた形での召喚でした。COLOR-APでの彼女は意思を剥奪された戦闘マシーンとして登場します。トリリアンにとっての切札でもあるのですね。対協会戦にて勝利を収め、リテール全土の信仰をその手中に収めるための。ここを語り過ぎると『黒き翼のジェット』の大幅なネタばらしになるので避けます(汗)ともかく、ジェットさんはどちらかというと控えめ方であろうと思われます。同じく黒き翼の迷夢と比べると180°反対側と言う感じです。これから先、ジェットがどのような人生を送っていくのか、注目していてください。けど、まあ、きっと恐らく、いい娘なんですよ。『黒き翼のジェット』ではあれなですが……。 ※「Blank on the Chronicle」でお馴染みの晴嵐改さんの命名です。 |
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原案:Total Fantasy Project [COLOR] 原作、COLOR-AP設定原案:篠原くれん オリジナルキャラクターデザイン、設定協力:晴嵐改
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